「おまえうまそうだな」

ある日、草食恐竜が卵からかえると、まわりには誰もいない。
とぼとぼ歩いてると・・・・
肉食恐竜ティラノサウルスがあらわれた。
「おまえうまそうだな！」と食べようとすると・・・・
「おとうさ〜ん！さびしかったよ〜」と抱きつかれた。
びっくりして聞くと「僕の名前をしってるんだから、おとうさんでしょ？」「僕の名前、ウマソウっていうんでしょ？」

ティラノサウルスがびっくりしてると、別の肉食恐竜があらわれて「おまえうまそうだな！」
「おじさんも僕の事知ってるんだね？なまえをしってるんだもんウマソウって！！」
かまわず襲い掛かるのをティラノサウルスが体をはって助け、尻尾で追い払う。

ティラノサウルスはウマソウを抱えて眠る。

翌朝、ウマソウがいなくなっていてティラノサウルスは必死に探す。
ウマソウは草を一緒に食べないティラノサウルスの為に遠くまで赤い実を取りに行っていたのだった。

ティラノサウルスは、いろんなことを教え込んだ。

ある日、もう教えることがなくなったとティラノサウルスがウマソウに言う。
お別れだと・・・・
嫌がるウマソウ。
仕方なくティラノサウルスは「あの山まで競争だ！おれに勝ったらずっと一緒にいてやる」
必死に走るウマソウ・・・・・見送るティラノサウルス。
その先にはウマソウと同じ草食恐竜が・・・・・・

と、だいたいこんなもんだ。